何気に引越準備やら転籍準備などで書類の小さな雑務が積み重なって忙しくなっています。いちいち調べるのも無駄に思えたのでここにまとめておきます。
ガス・水道・電気・インターネット・プロバイダ
一週間前には解約する
ガス・水道・電気・インターネットなどの公共料金の解約は基本的に電話が繋がらないと思っていた方が良いです。
多くの人が引越しシーズン(2月〜3月)に解約・契約しようとするので回線が混雑しています。
これらの料金はネットから解約できます。
公共サービスの名前 + 解約 + ネットと検索すればすぐに見つかります。遅くとも一週間前には解約しておきましょう。
引越し間際は何かと忙しくなるので、できれば一ヶ月をめどにネットから解約しておきましょう。
引越先でもインターネットの契約を続ける場合はその旨を伝えるとスムーズに進みます。場合によっては機器の返却もいらないかもしれません。
特にインターネットは解約時に機器を返却することが必要になるので時間的に余裕がないと新居に機器を持っていきそこから返却するという面倒なことになります。
OCN・Biglobe・excite・plala・wakwak・yahoo BB・nifty・so-netなどのプロバイダの解約も忘れずに
引越先でもインターネットの契約を続けて、プロバイダも同じものを使用する場合はプロバイダの解約は必要ないと思われます。いづれにせよNTTなどにインターネットの解約を伝える際に相談すればかなり丁寧に教えてくれます。
毎回プロバイダの名前を忘れるので何とかして思い出しましょう。請求書や契約書が何処かにあるはずです。
プロバイダの解約もする場合はNTTなどにインターネットの解約をすれば終わりではなく、プロバイダの解約も必要になってきます。
別途、契約しているプロバイダに解約の電話を入れましょう。
引越し業者の選択
複数箇所に見積もりを出す
新居が決まり、引越しの日程が決まればすぐに予約しましょう。できれば一ヶ月前が望ましいですが、引越しの枠に余裕があれば一週間前でも予約自体は可能です。
この際に重要となってくるのが複数の業者に見積もりの依頼を出すことです。
自分の場合では引越しの見積もりが某A社 12万円、某B社 10万円、某C社 2万円弱という価格になっていました。
以下の引越し達人セレクトという引越しの見積もりサービスだと複数の有名企業に見積もり依頼がネット上でできます。
ネットから見積もり依頼を出すと人件費が削減できるので最大55%オフの恩恵を受けることができます。
各社それぞれに見積もりを依頼する手間も省けて楽なサービスです。
粗大ゴミなど不用品回収もしてくれる業者
不用品もついでに回収してくれる引越し業者もあるので紹介します。
ただしリサイクル対象の家電製品はリサイクル料が、机などの家財自体は場合によっては対応していないことが多いです。
サカイ引越センター
引越しの達人から一括見積もりが可能です。
サカイ引越センターは有名な企業で業界でも大手なので信頼できる会社だと思います。
少なくとも何かのトラブルがあった場合は交渉の余地がある企業だと思います。
ハート引越センター
引越しの達人から一括見積もりが可能です。
こちらも不用品の回収を行なっています。自分が利用した中では一番不用品の回収の幅(洗濯機・テレビ・机)が広かったように思います。
現在はどうなっているのかはわからないので一度見積もりを依頼しておくと何かとスムーズになります。
ヤマトホームコンビニエンス
クロネコヤマトのヤマトです。
利用した中では一番費用が安くなった印象があります。こちらはダンボールなどの資材料がかかりますが、それでも基本料金自体がかなり安いです。
荷物が少ない場合は安いのですが、大きな荷物が大量にある場合は料金が一気に高額になるケースもあります。一度見積もりを依頼してみましょう。
家の掃除
粗大ゴミの出し方
時間に余裕がない場合や大きすぎて一人で運べない場合は引越し業者に回収を依頼しますが、そのぶん料金も発生します。
時間に余裕がある場合は各自治体に依頼して粗大ゴミ回収を依頼しましょう。
具体的には東京都でいうと「〜区 粗大ごみ 回収」で検索すれば出てきます。
自分の場合は粗大ゴミシールなどを購入し、玄関先に置いておくと回収されるという感じでした。
本・服の回収業者
引越しの際に重荷となるのが服と本です。スペースを取り、重さもそれなりですし使わないものも多いと思います。
引越しの邪魔になる本や服をお金に変えたい、そんな時に便利なのがネット買取のサービスです。
ネットで申し込むとダンボールが送られてくるのでそれに梱包しておきます。後日、回収にやってくるのでそれを渡せば終了という手軽さです。
漫画や普通の書籍はネットオフという買取サービスを利用しました。かなり便利でした。
もともと捨てる予定の本や服だったので少しでもお金になればと思いましたが、8000円くらいになりました。
プログラマーなどはプログラミングや情報理論の教科書を多く持っている場合が多いと思われるので以下の教科書買取サービスを利用するとより高額に買い取ってもらえそうです。
大体が大学の教科書としても使えるものでしたのでテキストボンと使いました。もともと高価な技術書などは高く売れる傾向にあります。
本を売ってKindleに乗り換えましょう。
買取結果などはこちらの記事に書きました。
壁紙・クロスの修復
これは賃貸ではやったことがないです。賃貸ではルームクリーニングに含まれている場合が多いと思われるので何もしなくても大丈夫だと思います。
実家から引っ越す際に引越し業者の不手際で壁紙がやられたことがありました。目立つ場所ではなかったのですが、試しに直してみると多いのほか馴染みました。
たぶん倉庫になる予定の部屋ですので色々と手を加えてみたところなかなか良い出来具合になりました。
住所の変更
住民票
これは会社の場合は提出する可能性が高いので早めに申請しておきましょう。
具体的には「自分の住んでいる地域からの転出届」と「住む予定の地区の転入届」が必要になります。
引越し前はバタバタするので早めに準備しておきましょう。
Amazon
これもかなり重要です。変更忘れで前の住所に送られた時は非常に面倒な思いをしました。
引越しをしたら初日に必ず変更しておきましょう。忘れると地味に大変です。
退去費用の対策
高額請求を回避する
敷金の簡単なルールとしては以下のようなものになります。
やたら高額な請求をしてくる場合はハンコを押さずに以下のことを確認しましょう。
- 経年劣化もちゃんと考慮されているか
- 通常の損耗は家賃に含まれているか
- 新品に変更する必要はない
- エアコンのクリーニングは特約になければ払わなくて良い
- ルームクリーニングは仕方ないが払う必要がある
経年劣化というのはモノの価値は時間を経るごとに下がっていくというものです。
6年くらい住めばクロスの価値は1%になるので修復費用の1%だけ払えば良いという感じです。つまり壁紙やフローリングは損耗するものなのでそれの費用は家賃に含まれており、故意でなければ払う必要はないのです。
また築20年の建築物を新築にする必要はなくその築年数に見合うような修繕費用だけで十分です。それを超える場合は不正な請求でしょう。
悲しいことに管理会社は悪質な会社が多いのでできるだけぼったくろうとしてくるのでちゃんと知識をつけないとやられます。
詳しくはガイドラインを読みましょう。
東京都には紛争防止条例が存在しているので、「東京都のガイドラインでは」と付け加えれば不正な高額請求は引っ込められる可能性は高くなります。
それでも10万円とか請求される場合は弁護士に相談するのも一つの手です。法テラスなどでは無料で法律相談が可能です。
弁護士に相談した!と言うだけでも効果はあります。
ちなみに引越し達人で見積もり依頼をすると敷金鑑定士への相談もオプションで選択可能です。
自分はトラブル関係で負けるのは嫌なので誰かプロの人に相談できると安心できます。
契約書・判例を読み込む
賃貸契約書では「特約」の項目を探しましょう。
ここで特約に通常の損耗も修繕に含むと書かれている場合があります。
基本的に悪質な管理会社はこれを盾に数十万円というありえない退去費用を請求してくる場合があるので裁判にした方がいいかもしれません。
特約は全てが有効なわけではなく、敷金・礼金・家賃の相場との比較によって公序良俗に反する場合は借主が有利になります。
一般常識から考えれば、家賃が5万円で一年しか借りておらず傷もないのに退去費用が30万円とか請求されるというのは明らかにおかしいでしょう。
明らかにおかしい請求の場合はその場でサインをすることなく、請求書の明細をもらいましょう。そしてその明細を見ながら消費者センター等に電話しましょう。
これだけでもけっこう効果があります。
納得できなければハンコは押さずにちゃんと異議を申し立てましょう。裁判になったとしてもそんなに悪質な請求が通るはずもなく、裁判費用がかかるだけなので大抵の管理会社は諦めるでしょう。
通常損耗の特約が無効だと推測される判例です。
とりあえず困ったら消費者センターへと連絡しましょう。
賃貸借契約における原状回復特約の消費者契約法による無効(消費者問題の判例集)_国民生活センター
弁護士・敷金紛争の相談先の確認
東京都であれば過去に敷金問題が多発したという経緯から国土交通省がガイドラインを設定しています。
賃貸住宅トラブル防止ガイドライン(改訂版)(概要)/東京都都市整備局
敷金ホットラインのようなものが各自治体に設置されているらしいので高額請求を受けた場合は、ハンコは押さずにすぐに相談しましょう。
立会いの場合にハンコを持ってくるように言われますが、一度払ってしまうと回収するのに労力がかかりすぎるので納得できない契約書にはサインをしないようにしましょう。
経験上、下のリンクは参考になりました。
結論ですが、安い賃貸にはそれなりの理由があるということです。
多少家賃は高くなっても信頼できる仲介業者・管理会社が運営している賃貸物件を選ぶようにしましょう。
評判などを検索してあまりに悪質なケースが目立つ場合は避けた方が無難でしょう。
まとめ
- だいたい一ヶ月前に準備しておきましょう
- 敷金はルームクリーニング代以上取られたらちょっと身構えましょう