3月1日の就活解禁に向けて
数年前に受けた企業などの感想
就職活動は最初は修士課程になった際の予行練習だと考えてやっていましたが、気づいたら就職して働いていました。
就職活動は完全にちょっとした遠足気分でいろいろ受けていましたが、それでも落ちた時のダメージはかなり大きかったです。今から思えば謎ですが、あの時はそれくらいしか評価項目がなかったからでしょう。
という感じで就職活動をしていたので文系の営業職からパイロット、SE、エンジニアとさまざまな業種のさまざまな職種でエントリーしました。
転職活動の準備には役に立っていますが、もうちょっと絞って就活すれば楽だったろうなとも思います。
現在の状態とはけっこう違う
現在はマイナス金利になり、生命保険会社や金融業界はややオワコン化しています。
SEなどは大手・有名企業を問わずに技術はあまり求められておらず、文系でもなれる職業です。プログラミングなどをせず、マネージャーになるのでなんでSEっていうのかよくわかりません。
よくネットで叩かれています。
電気・ガスは資源に依存していますが比較的にまだマシな状態で、東芝などの電機メーカーは軒並み大ピンチという状態です。
ざっと考えただけで数年でここまで変わるのかという感想が先に出てきます。
以上を頭の片隅に置いて呼んでもらえればと思います。
受けた企業の感想など
自分について
- そこそこ有名な国立大学の理系で機械よりの学部卒。
- TOEIC950くらい
- プログラミングは多少できるが機械系の専門性はほぼなし
- 特にこだわりはなく有名企業と年収のみで受ける企業を決めた
- 大学院を受けない理由はお金を払ってまで研究はしたくないから
- 研究室・教授推薦は断れないので使わなかった
- 勤務地もどこでもOK
- OB・OG訪問はしてない
こういう状態でしたので手当たり次第に受けました。
受けた企業のリストと感想
マッキンゼーとBCG
マッキンゼーはみんなが受けると言っていたので練習がわりに受けに行きました。
最初はかなり広い場所で筆記試験があり、受験者の半分以上は東大の学生だったと思います。
練習なしではまず不可能で、ちゃんと対策をしてから筆記試験を受けました。
一次面接はケース面接と小論文?のようなものでした。
ケース面接は思考実験みたいな問題を与えられてどのように考えるのかを見られていました。いわゆる日本に電柱は何本あるか?みたいなのです。
これも本を買って練習しました。1日あれば読める本なのでそれで対策しました。
小論文は経営本心についてどう思うかというざっくりした問題だった気がします。これは英語で書いた記憶があります。
二次面接はちょっとルートが変わりインターンなしのコースで他の人とは違う感じになりましたが、ケース面接があるだけで普通の面接でした。
自己PRなどをした後にケース問題を解くというものでした。ここで脱落しました。
受けた友人曰く次が最終面接だったらしいのですが、その友人も落ちたので真相は闇の中です。
BCGはSPIの難易度が異常に高いというのを知らずに受けたので落ちました。
マッキンゼーの筆記に通ったので油断しました。理系だったとしてもSPIは本気で勉強するようにしましょう。
ゴールドマンサックスとモルガン・スタンレーAM
ESは半分くらい英語が入ってきたような気がします。
ゴールドマンサックスの場合はテクノロジー部門で受けました。
意外ですが、ゴールドマンサックスはテクノロジー部門が4割から5割を占めているそうです。
一次面接ですが、一日に行う面接の数が本当にたくさんありました。5回以上は1日に面接した気がします。
内容はアルゴリズムとデータ構造50%、自己PRなど普通の面接30%、なぞなぞ20%でした。これを英語で行います。
アルゴリズムとデータ構造の本を偶然にも前日に読んでいたので落ち着いて解けました。プログラミングコンテストっぽい感じですがヒントは聞けば教えてくれます。
だいたいこの本のコーディング面接みたいな感じです。
なぞなぞは本当に謎でした。正解も教えてくれないですし。なぞなぞの対策ができる参考書はこれとか行けそうです。
面接の選べる日にち自体が少なかったので一次面接で相当減っていました。
二次面接も一次面接と同じでした。ここで落ちたので次にどうなったのかはわかりません。
モルガン・スタンレーAMではアセマネ的なやつで受けました。
よく知らないで受けたので、普通にダメな結果でした。
参考書はこちらより
MicrosoftとIBM
日本Microsoftはプログラミングでの開発ではなくアメリカ本社で開発されたもののサポートであったりを担当する会社だと受けている時に知りました。
給料はとても良いらしいですが、ここで働いていた人曰く勝手に成長できる人しか生き残れないそうです。
外資系でも育成に積極的かどうかは完全に上司によって決まるのでこれは個人の力で避けようがない問題だと思います。そのため総じて良い会社だと思います。
日本国内でプログラミングなど実際に開発しているのはMicrosoft Developmentという別のところです。しかし学士でそこに入るのはとても難しいので諦めました。
IBMにはコンサルとITコンサルという職種があります。
昔は隆盛を誇ったIBMですが近年では給料が大幅に減ったりリストラだったりという話をよく聞きます。もともと日本のIBMはアメリカ本社より高給取りなどと批判されたりしていた時代もあったみたいです。
自分が受けたのはITコンサルです。
一次面接が集団面接となんかグループワークを1時間くらいやりました。
二次面接でほぼ最終面接みたいな感じで終了しました。
ただし、文系でもSEになれる!といって憚らなかったり、かなりたくさんの人が生き残っていて大量採用の様相を見せるなど不穏でした。
野村證券と大和証券
証券会社は理系の採用を積極的に行なっている印象です。
ただしマイナス金利などでトレーディングは打撃を受け、業界自体が閉鎖感に包まれているように思います。
野村證券は昔のリーマンショックで有名なリーマン・ブラザーズを買収していたり、オフィスがすごい綺麗だったりと外資系が半分入っている感じでした。
大和証券は正反対でビルは東京駅の中にあり、とても綺麗ですが、職場自体は古き良き日本の会社という感じでした。
両者ともにホールセールで受けたので営業職ではないです。営業職は有名ですが、数字が人格という名残があるらしいですね。
野村證券はインターンルートからの選考です。インターンで評価されれば採用です。自分はインターンで評価されなかったので落ちました。
大和証券も同じようにインターンにかなりの比重を置いています。
近年は理系だけのインターンを行ったり、そして相当なアドバンテージを与えていたりと理系採用に超積極的です。
ボーナスが市場に左右されるらしく、一度に数百万円もらえる場合もあれば雀の涙しかもらえない場合もあるそうです。
両者ともに海外MBAの枠のようなものをもっています。ハーバードMBAを取得して(違約金の関係で)しばらく働いて外資系に転職する人も割と多いらしいです。
JALのパイロット
パイロット養成コースがあったので応募しましたが、アメリカに行けば小さい個人用の飛行機?の免許なら取得できると聞いたのでその時点で辞退しました。
こちらはインターンの選考を受けたのですが、採用もそこから行うようです。
一般的な面接ですが、熱狂的なファンが多いらしいです。
野村総研(NRI)と大和総研
SEやコンサルが集まった部門です。
NRIはやや激務ですが高給で大和総研は激務ではないが給料はそこそこという感じです。
SEというよりは実際に手を動かして作る方が好きだと気付いたので途中で辞退しました。面接は圧迫もありましたが、総じて普通の面接でした。
キーエンスとファナック
どちらも高給取りなエンジニアの企業です。
キーエンスは社員さんの口癖が「営業じゃないから給料は高くない!」ですが、実際は給料は高いです。
キーエンスは理系学士では営業のみしか応募できないために諦めました。
ファナックは黄色の要素がもう少し少なけばと思いながら面接しました。普通の面接でしたが、落ちました。
日本生命と東京海上日動
日本生命は面接会場が面白かったです。
東大・慶応・早稲田は右、それ以外は左みたいな書き方でした。単純に受けている人数比的にそうなったのでしょうが、やや誤解されかねないので難しいですね。
日本生命の面接ですが、面接ではなくあくまで集団のOB・ OG訪問という形になっています。
出身大学の先輩と一対一、人によっては一対二で面接をします。自己PRや金融についてどのくらい分かっているのかという質問もされました。
生命保険は保険金支払いのために大量のお金を保持している必要がありますが、通常時はそのお金を運用に回してもいます。そのため金融の理解も必要という事でしょう。
それを4回やれば本当の面接に進めます。人事との面接ですが、ここで絶対に入社するという宣言をしておけば入社できるみたいです。
東京海上日動は偏見かもしれませんが、なんか私立が有利っぽい。
インターンによってほぼ決定されています。人気企業だししょうがないか。
三菱商事と伊藤忠商事
資源に強く、ここ最近は飛ぶ鳥を落とす勢いの伊藤忠と絶対王者みたいな三菱商事を受けました。
OB訪問をしつこく催促されましが、しなかったのでどちらも落ちました。
新日鐵とJFEスチール
機械・電気・材料などの特定の大学の特定の学部学科の生徒だとまず少数の工場見学に連れていってもらえます。
見てるだけで暑くなる鉄の生成から伸ばす工程などを見ます。その後、食事などがあります。正直どこを見ているのか謎です。
新日鐵とJFEスチールの両方とも、複数回の工場見学に行くのが条件なのかなと考えています。そこで熱意と忠誠心をアピールするのかなあと。
思ったより肉体労働よりで自分には向いていなかったのでやめました。
東京電力と東京ガス
日本は人口減少しているといってもさすがにインフラは最強でしょう。まったり高給かどうかは不明ですが、高給というのは確かです。
ただしなんとなく東京電力からは閉鎖感が感じられたので途中で辞退しました。
東京ガスは普通の面接でした。研究内容を説明して、自己PRという形でした。
INPEXとJXホールディングス
石油産業です。
JXホールディングスは東燃ゼネラルと合併しましたね。JXで働いている人曰く、会社からの知らせよりも日経新聞の方で先に知ったらしいです。
二つともプラントが違うので技術的にどうなるんでしょう。同じ会社のプラントでも微妙に違っていて技術継承が難しい場合も多いと思いますが、完全に別の企業と合併となると採用や人員配置がどうなるのか気になります。
学士にはやや厳しいのかES落ちでした。
JR東海とJR東
JR東海は大学内で会社説明会を開いてくれたのでそこに参加しました。
その後、リクルーターとカフェで数回面接した後に本社で面接をして合格となります。
注意するところはJR東海のリニアをやりたい!といっても最初の配属先は現場よりですし、数年単位でジョブローテーションします。それでも大丈夫ですか?リニアできないかもしれないですよ?という質問にちゃんとうまく切り返すことです。
あとは噂ですが、鉄道が好きという人は残りづらいらしいというのは聞きました。なんででしょう。
ビジネスカジュアルで来て欲しいと指定があったので少し悩みました。
使ったサービスなど
- vorkers
- 外資系就活ドットコム
- wantedly
あとはこの企業と自分との相性診断サービスは使いました。どの企業に向いているのかわからない時に目安にはなるかなと思います。
SPIの性格診断でも同じようなテストがされているはずので測っておいて損はないです。
また就活が何か全くわからない、面接や企業について何も知らない、お腹は減っているという人にぴったりなサービスが肉就活です。
肉をタダで食べながら人事から就職活動のコツを聞いたりできます。場合によってはその人事の会社の面接で有利になるかもしれません。
面接だけじゃなく肉を食べながらちゃんと話し合いもしているので、普通の面接よりは人となりが人事に伝わっているはずですので。
寿司も食べれます。
まとめ
- 就活はB4の時からでも練習がわりに受けれます
- たくさんの企業を受けるとやりたいことがわかる、かも
就活で変な格好になって中?悪目立ちしてないか?
自分は心配になったのでリクルートスーツにあうバッグをまとめました。よかったらどうぞ。